コロナ禍吹き飛ばせ五月人形

2020/05/27 00:00(公開)
五月人形展を訪れた柴田さん夫妻=いずれも豊橋市二川宿本陣資料館で
五月人形展を訪れた柴田さん夫妻=いずれも豊橋市二川宿本陣資料館で
豊橋市二川宿本陣資料館再開で展示会延長

 新型コロナウイルス拡大感染防止のため臨時休館していた豊橋市二川宿本陣資料館が26日、開館した。本来なら会期を終えていた「五月人形展―端午の節句―」を、期間を延長して31日まで開いている。
 毎年「端午の節句」(5月5日)にあわせて開く展示会。今年は4月11日にスタートしたが、2日で休止に。今月10日で会期は終わったが「せっかく飾ったので多くの人に見てもらいたい」と1週間の展示期間を設けた。
 明治から平成の多彩な武者人形や兜(かぶと)飾り、鎧(よろい)飾り、金太郎やこいのぼりなど約140点を展示。地元「二川つるし飾りの会」が協力し、節句をイメージしたつるし飾りを一面に並べた部屋もある。
 今回、初めて展示するのは昨年6月に寄贈された「柴田コレクション」からの江戸期~大正期の武者人形計37点。浜松市北区の柴田宏祐さんが、多数のひな人形と五月人形を寄付したものだ。
 開館日のこの日、会場には人形と再会するために訪れた柴田さんと妻の光子さんの姿があった。「静岡にも博物館があるが、より大切にしてくれると思ってこちらに寄贈を決めた。1年ぶりに再会したいと、開館をずっと待ちわびていた」と2人は展示再開を喜び、「毎年、人形に会いに来るつもり」と話していた。
(田中博子)
初お披露目となる「柴田コレクション」の武者人形
初お披露目となる「柴田コレクション」の武者人形
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 藤城建設 虹の森 さわらび会
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国