豊橋市中央図書館がリサイクル図書寄贈

2020/06/03 00:00(公開)
豊橋若草育成園からの色紙を手にする田中主査=豊橋市中央図書館で
豊橋若草育成園からの色紙を手にする田中主査=豊橋市中央図書館で
 豊橋市中央図書館(田中久雄館長)は、市内の放課後児童クラブと児童養護施設「豊橋若草育成園」の計25カ所にリサイクル図書計538冊を寄贈した。このうち、豊橋若草育成園の子どもたちから、図書館に感謝の色紙が届き、職員らを喜ばせている。
 中央図書館は、緊急事態宣言に伴って4月14日から臨時休館に入ったが、「その間にできることを」と、職員らが10日間かけ、書庫で眠っていた中から、傷んだ本や古い本など貸出に適さない本を抜き出した。このうち、リサイクルできそうな絵本や児童書は約1000冊。通常ならイベント等でリサイクル販売するが、それも望めなかったことから、田中館長が子どもたちへの寄付を発案。地元児童クラブや若草育成園に声をかけたという。
 若草育成園には希望する絵本や読みものなど計20冊を寄付。後日、子どもたちから図書館あてに郵送でお礼の色紙が届いた。寄付自体が珍しいので、礼状が届くのも初めてでは、と同館。
 色紙には「たいせつにつかいます」「えほんをいっぱいくれてありがとうございました」などの言葉やカラフルな絵が描かれた本の形の紙がずらり。受け取った田中久実主査は「役割を終えた本が活用されるだけでもありがたいのに、さらにお礼の手紙まで届いて感激している。色紙は事務所に飾り、仕事の励みにしたい」と話していた。
(田中博子)
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