豊橋魚市場で久しぶりのマグロ解体

2020/06/14 00:00(公開)
解体されるマグロ=豊橋魚市場で
解体されるマグロ=豊橋魚市場で
豊橋市下五井町青木の豊橋魚市場「おさかなセンター」で13日、マグロの解体が披露された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2カ月余にわたって中止されていた。多くの人が久しぶりに職人の包丁さばきに見入った。
 コロナ前は月に2回ほど開かれていたというマグロの解体。試食もあるため、大人気の行事となっていた。
 この日午前8時半、場内の魚末商店に和歌山県・紀伊勝浦で揚がった30㌔のメバチマグロが登場した。飛まつ防止のビニールシートが解体場の前に掛けられており、子供連れの家族ら数十人が詰めかけた。恒例のジャンケンによる干物のプレゼントがあり、勝った人から歓声が上がった。
 いよいよ解体が始まると、鮮やかな手付きでマグロが部位ごとに切り分けられていった。かかった時間は10分ほど。この後、中落ちやカマなどが即席の競りにかけられ、「50円」「100円」「300円」などの掛け声が飛んだ。マグロはトレーに乗せて即売され、人々は品定めをしながら買い求めていた。
 市場関係者によると、緊急事態宣言下でも競りはあったが、イベントなどは中止となっていたため、久しぶりのにぎわいをみせたという。マグロの解体を見に来た男性は「いつも通っていたが、コロナで来れなかった。活気が戻ってよかった」と話していた。
(山田一晶)
マグロを買い求める人々
マグロを買い求める人々
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