藤井七段が先勝 ホテルアークリッシュ豊橋で将棋「王位戦」

2020/07/03 00:03(公開)
2日目の対局を再開し、最初の手を指す藤井七段(日本将棋連盟提供)
2日目の対局を再開し、最初の手を指す藤井七段(日本将棋連盟提供)
将棋の藤井聡太七段(17)と木村一基王位(47)による第61期「王位戦」(新聞三社連合主催)の七番勝負は2日、先手の藤井七段が95手で木村王位に勝った。対局は豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で初めて行われた。初タイトルの獲得が期待される藤井七段は、同時進行の棋聖戦5番勝負でも2勝して王手をかけている。王位戦第2局は13、14の両日、札幌市のホテルで開かれる。
前日の対局の54手目を「2九角成」で封じた木村王位。この日再開すると、藤井七段はこれを受けて「6二と」で王手をかける。その後も積極的な攻めを展開し、木村王位を降した。
 新型コロナウイルスの影響で地元の大盤解説会は開かず、約250㍍離れた穂の国劇場プラットでインターネット放送が中継された。2日間で多くの熱心な将棋ファンが訪れ、両棋士の戦いを見守った。
 藤井七段はすでに棋聖戦第1局の出場で、31年ぶりにタイトル挑戦の最年少記録を塗り替えた。屋敷伸之九段(48)が持つタイトル獲得の最年少記録(18歳6カ月)の更新に期待がかかっている。
 対局終了後、感想戦を終えて報道陣の取材に応じた藤井七段は「初めてで、充実感もあったのですが、体力面では課題が残った。次回はそういった所も気をつけたいと思います」と感想を述べた。第2局については「いいスタートが切れたので、第2局もしっかり指したい」と語った。
【安藤聡、林大二朗】
王位戦で初戦を飾り、報道陣の取材に応じる藤井七段=ホテルアークリッシュ豊橋で
王位戦で初戦を飾り、報道陣の取材に応じる藤井七段=ホテルアークリッシュ豊橋で
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