キラキラと輝く「スイーツジュエリー」

2020/07/08 00:00(公開)
スイーツジュエリーの一部=いずれも豊橋市御園町の「パティスリー モリ」で
スイーツジュエリーの一部=いずれも豊橋市御園町の「パティスリー モリ」で
一人でも多くの人に笑顔を届けたい。豊橋市御園町の「パティスリー モリ」が、今夏の新作ケーキ「スイーツジュエリー」を発売中だ。旬の高級フルーツをふんだんに使い、キラキラと輝くさまはまさに宝石箱のよう。早くも口コミやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で聞きつけた人が買い求めている。
 オーナーパティシエの森貴正さん(35)によると、開店6周年の6月20日に発売した。当初は別の商品を考えて準備していたが、2日前に「ジュエリー」を思いつき、一気に商品化した。
 発想の原点は、新型コロナウイルス感染拡大で苦しむ果物農家への思いだった。緊急事態宣言で百貨店やデパートが営業を自粛した結果、農家は栽培した果物を売れなくなった。そんな人々のためにと、スイーツをたくさん使い、見た目も鮮やかなケーキ作りを思い立った。
 ジュエリーは12種類で、価格帯は500~1800円。スポンジ生地の上に、旬のフルーツを載せ、果物の特性に合うソースをかけたクリームが包み込んでいる。キウイや桃、ブドウ、マンゴー、マスカット、オレンジなど。ショーケースの中にあるケーキは、光り輝いている。スプーンでよそって食べると、くどくない甘みとフルーツの芳香が、口中に広がる。
 森さんによると、高いものから売れている。喜ばれるプレゼント用でもあるが、自分用として別に包んでもらう客も少なくない。
 「コンセプトは笑顔。買った人、もらった人、そして生産農家。さらに、そんな人達の笑顔を見た人。みながスイーツジュエリーから笑顔になってくれれば」と森さんは話す。
 栄養価の高い新鮮なフルーツを使うため、作り置きはしていない。事前に予約して店を訪ねた方がよさそうだ。問い合わせは「パティスリー モリ」(0532・75・7576)へ。
【山田一晶】
集めると宝石箱のように光り輝いた
集めると宝石箱のように光り輝いた
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