県内の新型コロナ「厳しい状況」

2020/07/26 00:02(公開)
県内で24日に新たに判明した新型コロナ陽性患者は63人だった。前日の97人からは減少したが、4日連続で50人を上回っている。大村秀章知事は25日も3日連続となる記者会見を開き、「大変厳しい状況だ」として、東京への不要不急の移動自粛、感染防止対策の徹底を呼び掛けた。
 63人の年代別内訳は、20代が最多で34人と変わらず過半数を占める。続いて30代9人、40代7人、10代と50代が各5人、10歳未満、60代、70代が各1人。30代以下で49人(77・7%)となった。
 地域別では名古屋市が38人。東三河では豊川、新城の両市で各1人。近隣では豊田市が3人などとなっている。
 24日現在での過去7日間の1日あたりの新規陽性患者数は49・1人。陽性率は8・6%。一方で入院中の人は検疫での患者も含めて24日現在で398人。
 1日以降24日までの感染者数は413人となった。6月30日現在の延べ感染者数は528人だったため、このペースで行けば数日中にこれを上回ることになる。20代が212人で51・3%。30代16・9%、10代6・8%。今月上旬に8割以上あった東京(首都圏)由来の感染者は16・7%まで低下、感染者不明が213人で51・6%を占めるまでになった。県内由来は120人で29・1%となっている。軽症か無症状の人は397人、中等症13人、重症3人で、平均入院患者数は211・6人となった。
 大村知事は午後4時から記者会見し、25日には県内で少なくとも77人の新規患者が確認されていると発表した。50人を超えるのは5日連続。これで県内の延べ感染者は1000人を超えた。「第2波という心構えを持ち、警戒していく必要がある」としている。
 感染拡大を受けて、大村知事はイベント開催の目安(人数上限は、屋内、屋外ともに5000人以下)とする措置を8月末まで延長すると発表している。屋内では参加人数を収容定員の半分程度以内とすること▽屋外では人と人との距離を可能なら2㍍以上確保すること▽全国的な移動を伴うイベント、イベント参加者が1000人を超える場合は、県に事前相談すること-などの要件を継続する。
【山田一晶】
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