春の訪れを告げるように大地を黄で染める田原市堀切町の「伊良湖菜の花ガーデン」を空から訪問した。
今月末まで「渥美半島菜の花まつり」が開かれている。約4㌶の菜の花ガーデンには120万本が咲き誇る。散歩道やブランコ、黄色く塗った丸型の「幸せを呼ぶ黄色いポスト」などがある。
飛行計画を立てようとしたが、天気予報では風が強い日が続いた。太平洋に面する田原だから仕方がない。パソコンやスマートフォンで日々、確認し、ようやく飛行できそうな日が決まった。主催の渥美半島観光ビューローに伝え、後は天候が変わらないように神様に祈った。
当日の天候は晴れ、取材日和だ。風の音がない。ドローンのプロペラ音だけが聞こえる。見下ろすと、黄金のじゅうたんが敷かれたように菜の花が咲き誇っていた。
遠くには青く透き通る伊良湖岬の海と砂浜。「日出の石門」と「伊良湖ビューホテル」が見えた。黄と青の組み合わせは絶景の一言だった。
地表に近づくとぽつんと立っているポストがあった。手紙を入れてくれる来場者を待っているように見えた。木の近くには、じゅうたんを引き裂いたような一本道があった。たどると、ゴール地点に木製のブランコが置いてあった。
上空からブランコを撮ってみた。映画のワンシーンのようだった。
園内は感染対策を講じている。新型コロナウイルス禍で疲れた心を菜の花で癒やしては。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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