田原各地でアジサイ開花

　田原市の各地で、アジサイの開花が進んでいる。品種によって咲く時期が違い、見頃は今月中旬から８月中旬まで。長い間、目を楽しませてくれる。
　田原町にある「滝頭公園」は、キャンプや野球場、ウオーキングコースなどが整備されており、滝頭上池の南側など一部コース沿いにアジサイが白、青、赤などの花を咲かせている。地元の人がカメラを持って訪れる姿も見られる。ウグイスの声を聞きながらのウオーキングの傍ら、季節の花を撮影している。この時期、ササユリやスイレンも楽しめる。キャンプ場奥には「アジサイの森」もあり、道沿いに数多く花を咲かせている。今月中旬から７月中旬がピークだ。
　堀切町から小塩津町の国道42号沿いの約３㌔にわたり、約３００本のカナリーヤシが植えられているのが「堀切ロードパーク」。直線の道路沿いにアジサイ１８００株以上が花を咲かせる。
　現在５分咲き程度で、ピークは今月中旬。遅れて咲く品種もあるため、７月中旬までは見頃が続くという。伊良湖岬に向かうバイカーやサイクリストに人気だ。
　三河湾を一望できる蔵王山では、山頂の展望台周辺に散策道「あじさいロード」があり、木々のトンネルの中に数多くのアジサイが植えられている。
　現在、ガクアジサイが青い花を咲かせ始めているが、ホンアジサイが咲いて見頃を迎えるのは７月中旬から８月にかけて。早朝にはハイキングを楽しむ地域住民でにぎわうという。
　市内の観光情報などを取り扱う渥美半島観光ビューローは「緊急事態宣言が終わってからでも十分見られると思いますので、状況が落ち着いてからアジサイをぜひ市内各地でご覧になってください」と話す。
【岸侑輝】