木下大サーカスで消防訓練

2021/09/22 00:00(公開)
サーカススタッフと豊川消防による放水訓練=豊川市白鳥町で
サーカススタッフと豊川消防による放水訓練=豊川市白鳥町で
 豊川市白鳥町野口前の特設会場で始まった「木下大サーカス豊川公演」で21日、消防訓練があった。木下サーカスのスタッフ約80人と、豊川消防署の12人が参加、真剣な表情で取り組んだ。
 木下サーカスによると、全国各地で年4回の公演があるが、開幕後最初の平日に、地元消防とともに訓練している。現地採用スタッフがいるため、欠かせないという。消防にも施設を実際に見てもらう狙いもある。
 訓練は、敷地内の売店から出火、初期消火にもかかわらず、火がテントに延焼したという想定。火災を発見したスタッフが事務局を通じて消防へ通報するとともに、避難出入り口を開放して観客を誘導。消火班と、豊川消防がテントに向かって放水した。
 また、水消火器を使った初期消火訓練や、2頭のゾウによる放水のデモンストレーションもあった。
 木下唯志社長は「新型コロナウイルス禍での開催。皆さんに安心、安全なサーカスを楽しんでいただけるよう、災害に備えて真剣に取り組んでいる」と述べた。
 東三河では30年ぶり、豊川市では初の木下大サーカスは12月5日まで。
【山田一晶】
2頭のゾウによるデモンストレーション
2頭のゾウによるデモンストレーション
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