豊橋市が部局横断型で2事業推進

2022/01/06 00:02(公開)
今後も部局横断プロジェクトを推進するという浅井市長=豊橋市役所で
 豊橋市の浅井由崇市長は5日の定例記者会見で、部局横断で取り組む二つのプロジェクトを発表した。昨夏に事業化が決まった東名高速道路スマートインターチェンジ(IC)の整備に伴う「北部地域活性化」と、地場産業を生かす「食と農のまち推進」。選挙公約に掲げた「縦割り」の弊害を解消する改革の一環で、すでに第三弾も計画中だ。
 「北部地域活性化」は、新城との市境で2026年度の開通を目指す東名高速道「豊橋新城IC」の整備を機に、周辺の効果的な土地利用などの方向性を2~3年で定める。建設部や産業部をはじめ、都市計画や農業委員会事務局、教育委員会など8部局を軸に参加する見通し。庁内の組織編成を経て地元住民や国、県などとも調整する。
 具体的にはIC周辺の土地開発や企業誘致、農産物など地場産品や観光スポットを生かした誘客の可能性などを調査、検討材料にする。
 企業団地については首都圏や関西圏との中継点の立地を生かし、効果的な物流基地の役割を担えるかなどを調べる。
 「食と農のまち推進」プロジェクトは、産業部を軸に企画、環境、健康の各部が加わる。食と農業に「観光」「イノベーション」「環境」などの要素を掛け合わせる。
 中でも「食」は農産物の地産地消を促す物流の見直しも図る。市内産の農産物の多くが関東や関西で消費され、地元飲食店では他地域産を使うことが多い。こうした状況を改善しようと、物流の鍵を握るJA豊橋の理解と協力を得られるよう連携したい考えだ。
 浅井市長は「同様のプロジェクトは今後も積極的に進める。すでに第三弾も計画中で近く発表する」と意気込んだ。
【加藤広宣】
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