豊川市は、市民課など8カ所の窓口で、「書かない窓口」を20日から始める。職員が書類作成を支援することで、窓口に来た市民の負担を軽減する。
対象は市民課、保険年金課、介護高齢化、子育て支援課、障害福祉課、市民税課、資産税課、保健センター。住所変更、国民健康保険、児童手当、各種証明書の交付など約80種の手続きで実施する。
マイナンバーカードなどを使い、住所、氏名、生年月日を読み取るほか、職員が必要な情報を聞き取り、申請書類などの作成を支援する。これまで手書きで記入した部分の一部を書かないで済むようになる。
時間短縮も期待できる。転入した場合、住所変更や保険、児童手当などの手続きで、これまでは約3時間かかるケースがあったが、2時間程度で完了できる。
担当の情報政策課では、「質問事項は、あらかじめパソコンに入っており、異動したばかりで手続きが不慣れな職員でもスムーズにできる。職員の事務効率化につながる」と話す。
書かせない、待たせない、来させないの「スマート市役所」を目指すための取り組みの一つ。システム導入やパソコン購入で7886万円の費用がかかった。また2月6日には、各課の導入前と後の所要時間の変化を調べて効果を測る。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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