蒲郡市竹島水族館は、昨年度の入館者数が過去最多の48万2184人になったと発表した。小林龍二館長は「いいメンバーとそれを支えてくれる商工会議所や漁師の皆さん、応援してくれるお客さまがそろい、大きな成果が出せました」と話した。
水族館は1956年に竹島園地に開館し、62年には現在の場所に移転した。17年に耐震改修リニューアルをした後、小林館長と職員が工夫を凝らした手作りの説明文や展示が人気を集め、18年度には47万人が訪れた。
昨年度はさらに魅力的な施設にするとともに、深海魚を特産品として押し出している蒲郡を全国にPRするため、民間のアイデアや資金を活用した。
10月には、これまでの「飼育員とのアットホームな交流ができる水族館」を残しながら、深海魚に特化した巨大水槽を備えた新館を建設するなどしてグランドオープンした。深海魚の展示を充実させた。また、職員がアイデアを出し合って新しいイベントの企画やSNSによる魅力発信にも力を入れている。
今は平日や休日も県内外から大勢の人が訪れているほか、韓国や米国からの観光客も足を運ぶなど国内外から愛される水族館となっている。
小林館長は「今後も来館者の満足度が上がる工夫を考え、休まずに進んで行きたいと考えています」と述べた。
水族館は引き続き、展示の充実に努めるとともに、イベントの開催などを通じて地域全体を盛り上げていく。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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