豊橋市と新城市で介護施設を運営する社会福祉法人「一誠福祉会」(豊橋市王ケ崎町)は、豊橋市三の丸会館で「茶々許状授与式」を開いた。1年かけて茶道の稽古を積んだ新入職員18人が許状を受けた。
法人は、日本の伝統文化である茶道を学ぶことで、礼儀作法やおもてなしの心を身に着けてもらおうと、新入職員に月4回、1年間にわたって稽古を受けさせる。卒業茶会はその集大成で、滝川一亮理事長、各施設の施設長らを招いて開く。新型コロナウイルス禍で中断しており、6年ぶりの開催となった。
茶室に入るところから本格的で、つくばいで手と口を清め、狭いにじり口から入った。その後、点心を食べて休憩し、最後に菓子と抹茶を味わった。新入職員は、点心や菓子、抹茶を運んだほか、正客、次客を務め、それぞれの作法を実践した。さらに茶を入れる点前を見せた。
法人の担当者は「茶道は日本を代表する伝統文化。稽古であいさつがしっかりできるようになり、相手を思いやる気持ちとコミュニケーション能力が高まります。このことが自分自身で働きやすい職場環境を作ることにつながり、利用者と信頼関係が築けます。これからも続けます」と話す。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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