国の文化審議会は20日、史跡名勝天然記念物の指定について、文部科学相に答申した。すでに国の天然記念物に指定されている豊川市の「御油の松並木」について、新たに150平方㍍を追加する。すでに指定されている面積は1万1199平方㍍あり、指定エリアが増える。
旧東海道に残された約600㍍のクロマツの並木で、約340本が道の両側にある。江戸時代後期の街道の姿を今に残す名所。江戸時代からの古木もある。
太平洋戦争中に地域が松並木を守るために尽力し、1944年に指定された。その後、根を守るために並木の道路の外側約15㍍を保存区域にすることになり、2008年から徐々に指定エリアを増やしている。今回は不動産会社が所有する土地で、指定後に市が購入する。市は、代替地を用意するなど無理な土地取得はしておらず、所有者に売却希望があれば、そのたびに交渉する。
地域の人でつくる「御油松並木愛護会」が年3回の清掃活動をしているほか、地元小学生とともに植樹をして守っている。市の担当者は「今後も徐々に指定エリアを増やしていき、松並木を後世に伝えるために頑張っていきます」と話す。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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