豊橋市が「地域猫」支援策拡充

2022/02/18 00:00(公開)
不妊・去勢手術のために捕獲された猫(提供)
 豊橋市は、飼い主のいない猫(野良猫)を減らし、「地域猫」とするための不妊・去勢手術費用について、新年度予算で助成枠を310万円に倍増する。今年度の申請要件の緩和に伴い、希望者が急増したためだ。
 新年度予算では市の「地域猫不妊去勢手術補助金」の助成限度額を倍増する。雌の不妊手術費は1匹あたり1万円から1万5000円に、雄の去勢手術費を5000円から1万円に増やす。
 背景には、今年度実施した申請要件の一部緩和で希望者が増えたことにある。必須だった「自治会長の印鑑」と「猫の写真」が不要になった。
 市保健所・保健センターによると今年度は昨年12月末で雌87匹、雄45匹の申請があり、8月末には打ち切るほど希望者が増えたという。
 これまで自治会長の理解が得られず、申請を断念する人も多かったという。また、手術対象となる猫の写真撮影も簡単には運ばず、これらの要件が申請の障壁を高めておいた。ハードルが下がったことで申請数が飛躍的に増えたとみられる。
 今後の申請増に備えて、雌の不妊手術は150匹、雄の去勢手術を85匹まで増やして要望に応えるという。生活衛生課では「今年度は途中で予算枠が尽きたが、倍増で支援したい」と話している。
【加藤広宣】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 光生会 さわらび会 住まいLOVE不動産 藤城建設 蒲郡信用金庫 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国