競輪選手2人が来月プロデビュー

2022/04/28 00:00(公開)
活躍を誓う長谷川さん㊧と鈴木さん㊨=市役所で
活躍を誓う長谷川さん㊧と鈴木さん㊨=市役所で
 プロ選手を目指して豊橋競輪で練習を重ね、日本競輪選手養成所を卒業した長谷川裕一選手(36)と鈴木咲花選手(20)が27日、豊橋市役所に浅井由崇市長を訪ねて喜びを伝えた。ともに5月の新人戦でデビューが決まっている。
 長谷川選手は豊田市出身で、13年間務めたIT企業のエンジニアから転身した異色の経歴を持つ。趣味のロードバイクで知り合った専門店の店主の勧めでトラックを走り、競輪の面白さにひかれたという。
 養成所では「1日30㌔以上走り込み、持久力不足を補った。選手としてようやくスタートラインに立った気分」と喜んだ。将来は「重賞戦など大きなレースで勝てる選手となり、ファンの信頼を勝ち取りたい」と抱負を述べた。5月27日の四日市競輪でデビューする。
 鈴木さんは浜松市中区出身。高校生時代に豊橋競輪の「ガールズ競輪サマーキャンプ」に両親が応募したのがきっかけで競技と出合った。「渋々参加したが、バンクで自転車に乗ってみて楽しさが分かった」と振り返った。
 将来は「まずは実力をつけ、1年後には大舞台の決勝で掲示板に名前が載るような選手になりたい」と夢を語った。5月7日の松山競輪で初出場する。
 浅井市長は「豊橋から羽ばたき、トップ選手の仲間入りをしてほしい」と期待した。【加藤広宣】
訓練所での長谷川さん(公益財団法人JKA提供)
訓練所での長谷川さん(公益財団法人JKA提供)
訓練所での鈴木さん(同)
訓練所での鈴木さん(同)
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