家康朱印状など展示 新城市長篠城址史跡保存館

2023/01/07 00:00(公開)
寺以外で初めて公開した家康朱印状、市指定文化財=新城市長篠城址史跡保存館で
 新城市長篠城址史跡保存館で6日、企画展「徳川家康としんしろ ~冨賀寺に伝わる遺品」が始まった。寺所蔵の家康関連資料21点を展示している。2月27日まで。
 8日に放映が始まるNHK大河ドラマ「どうする家康」に合わせた。中宇利にある冨賀寺は701年に行基が「来迎院」という小さな寺を建てたのが始まりとされる。1530年の「宇利城の戦い」では家康の祖父松平清康が裏山の四十九院を本陣とし、その縁で徳川氏の保護下に入ったと伝わる。
 展示物のうち市指定文化財の「徳川家康朱印状」は寺以外の場所では初めて公開。1603年に家康が寺に対して20石を与えたのを確認する内容。十四代家茂まで計12通が現存する。寺の位牌は家康から四代家綱まで4柱が並ぶ。家康の父広忠による書状の写しは、清康が土地を与えることを約束したという内容。
 また、家康が6歳の頃に描いたと伝わる人物画もある。倒れている人を起こそうと手を貸している。寺が武運開運を願って鏡を贈ったことに対する返礼という。
 岩山欣司学芸員は「徳川家と関わりある寺が新城にあることを改めて知ってもらえれば」と話している。
 午前9時~午後5時。高校生以上220円、小中学生100円。火曜休館。
【安藤聡】
家康が描いたと伝わる人物画
家康の父松平広忠の書状の写し
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