豊川出身の近藤選手が箱根駅伝を市長に報告

2023/01/11 00:00(公開)
箱根駅伝の出場報告に竹本市長を訪ねた近藤さん㊧=豊川市役所で
 箱根駅伝で「花の2区」を区間2位の好成績で走った豊川市出身の青山学院大学4年、近藤幸太郎さんが10日、市役所で竹本幸夫市長に報告した。
 近藤さんは代田中学校、豊川工科高校を経て、青学へ入学した。箱根は2年生から出場し、今回はエース区間の2区を1時間6分24秒で走り、チーム順位を7位から3位に上げた。チームは総合3位だった。
 近藤さんは「目標タイムは1時間7分30秒。目標よりも1分以上早く走ることができた」と報告。ラストのたすきを渡す場面では視界がほぼ真っ白だったといい、「酸欠の状態でした」と明かした。
 権太坂では、田原出身で小さい頃から友人の中央大学3年、吉居大和さんと並走した。「苦しそうな表情だったので、『行くぞ』と声をかけました。昔から仲の良い吉居さんと箱根駅伝という大舞台で並走でき、夢のような時間でした」と振り返った。
 またラスト1㌔で原晋監督から「エリートでなくても、こつこつと練習をすれば、すごいやつらと戦える」と声を掛けられたといい、「とても感動した」と笑顔で語った。
 4年間の思い出は、「苦しい日々でしたが、夢だった箱根で初めて走った2年生の大会が最も印象に残っています」と述べた。
 卒業後はSGホールディングスへ入社し陸上部に入る。「長距離が好きなので、マラソンの世界に進みます。初マラソンは思い切り走りたい」と抱負を語った。
【竹下貴信】
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