豊橋素人歌舞伎保存会 26日に定期公演

2023/03/24 00:00(公開)
稽古に打ち込む会員=小池神社で
 豊橋素人歌舞伎保存会は、地芝居の定期公演を豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」主ホールで26日午前11時から開く。入場無料。
 保存会は1986年設立。地域の人が寺社に奉納する素人歌舞伎を復興、盛り上げようと活動している。現在の会員は30~80代の24人。毎年3月に定期公演を開いている。新型コロナウイルスで2020、21年は中止、22年は縮小開催した。
 今回の演目は「寿式三番叟」「与話情浮名横櫛 源氏店の場」「絵本太功記十段目 尼ケ崎の場」の三つ。
 12月に台本が配られ、2月から同市の小池神社で稽古を続ける。会員は普段の仕事などの合間をぬって1カ月間全18回の稽古で本番に臨む。22日は、自分の出番を待つ間に会員がせりふを何度も繰り返し、目を閉じてイメージトレーニングしていた。
 副会長の牧野哲也さんは「3年ぶりのフル開催。皆張り切っているので、ぜひ見に来てほしい」と語った。
 申し込み不要、全席自由。当日は歌舞伎弁当の販売もある。
【岸侑輝】
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