東栄の良質なセリサイトで女性2人が新商品

2023/05/14 00:02(公開)
商品を持つ大岡さん㊧と福田さん=東栄町振草で
目指すはふるさと納税返礼品

 東栄町特産の鉱物セリサイト(絹雲母)を原料に、町内の女性2人が化粧品とせっけんを商品化した。町の販路拡大に努めるほか、町のふるさと納税返礼品を目指す。
 町には振草に三信鉱工が運営する鉱山がある。採掘されるセリサイトは高品質で、国内メーカーの化粧品材料として流通している。町内でファンデーションやチークなどを作る体験工房もある。
 商品化したのは元地域おこし協力隊の大岡千紘さんと福田美幸さん。2人は着任時期は違うが、体験工房で活動した。
 大岡さんは独立して2021年に「もと」を起業。体験工房を運営するほか、参加者の要望に応えようと商品化を目指した。企業名と同じブランド名は「moto(もと)」。ファンデーション(税込み6930円)とフェースパウダー(同5830円)を開発した。昨年12月に応援購入サイトで先行予約販売したところ、目標30万円の8倍以上となる約269万円が寄せられた。今春からネットだけでなく体験工房と振草の本社で販売を始めた。「さらに販売場所を増やして知名度を上げたい」と大岡さん。
 福田さんは21年に、せっけん販売と体験工房を合わせた店「Simple+(シンプルプラス)」を月地区でオープンした。町内で製造された酒を使った「蜂龍盃(はちりゅうはい)純米酒石けん」を開発。現在は町のふるさと納税返礼品にもなっている。
 今回はセリサイトを配合した第二弾の洗顔用せっけんを開発した。「セリサイトホワイトソーププレミアム」(税込み2530円)は4月28日に発売している。店とネットショップのほか、「とうえい温泉」「カフェのっきぃ」で取り扱う。
 福田さんは「滑らかでやわらかな泡が特長。かみそり負けを防げるので男性も愛用してほしい」と語り、2品目のふるさと納税返礼品を目指している。
【安藤聡】
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