豊橋「吉田塾」例会で佐藤氏が講演

2023/05/25 00:00(公開)
テニスボールを使って解説する佐藤氏=山本事務所で
 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長=山本明彦元副金融担当相)は23日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で第148回例会を開いた。講師は前近畿大学陸上競技部駅伝監督で、能力開発プロデューサーの佐藤浩氏。仲間とのコミュニケーション力やチームのモチベーション向上のための考え方、優先順位の付け方などを語った。土木業の営業職や市議会議員、経営者など約20人が参加した。
 佐藤氏は1988年に四日市大学で駅伝部を設立した。東海地区18位だったチームを三重県勢で初めて全日本大学駅伝に出場させた。2012年に近大陸上競技部駅伝コーチ、翌年からは監督。17年に退任し、現在は能力開発の支援やスポーツ指導をしている。
 佐藤氏は「会話はキャッチボール。それで自分の会話の特徴が分かる」とし、参加者にペアを作ってテニスボールでボール回しを体験させた。そして「自分の投げるボールを見る人は話すのが好きな人、相手のボールを見る人は聞き上手な人、どちらのボールも見る人は会話の最中に違うことを考えている人」と解説し、会場を笑わせた。
 また、仕事で従業員のモチベーションを向上させるのは「難しい」と断言。脳を気持ちよくさせるのは「うれしい」「楽しい」「集中すること」だとし、「プライベートで、自分の好きなことを見つけ、打ち込んでもらうことが大切。仕事にもより前向きに取り組める」と語った。優先順位の付け方については、「まずは目的を決めることが大切。ダイエット目的の人と、楽しんで食事をする場合では、同じメニューが並んでいても選ぶものが異なる」と説明した。
 参加者から「野球の全国大会を控える息子に、どう声かけしたらよいか」という質問が出た。これに対し「『楽しんでこいよ』の一言だけ。絶対に『打てよ』など、技術論を言ってはいけない」と答えた。
【北川壱暉】
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