名古屋市長選出馬表明の大塚氏に聞く

2023/05/29 00:00(公開)
彦坂会長と懇談する大塚氏=東愛知新聞社で
 国民民主党代表代行の大塚耕平参院議員(63)=愛知選挙区=が28日、東愛知新聞社を訪れ、彦坂守会長、堀内一孝社長と懇談した。
 大塚氏は2020年10月から今年3月まで、東三河の歴史と文化、産業についてつづる連載「穂の国探究」を全60回にわたって執筆した。一話読み切り形式の分かりやすい筆致で、先史時代から現代までの「穂国」を紹介した。
 大塚氏からは先月の名古屋市長選(2025年)への出馬表明のタイミングや理由などについて説明があった。一問一答は以下の通り。
    ◇
 ―名古屋市長選は2025年です。なぜ、このタイミングだったのですか。
 ◆各方面から市長をやってほしい、という声は以前からいただいていました。地域へのご恩返し、ということもずっと考えていた。ただ、参院議員の任期は長い。あまり任期を残して辞職するのはどうかと思うし、国会でもやることが多かった。しかし、自分の年齢のこともあり、タイミングもそろったと考えました。長年、参院議員を務め、霞が関との関係も築きました。
 ―現市政をどう評価しますか。
 ◆今、他の方がやっている中身について、私がいいとか悪いとか言うのは違うと思う。全面的にいいもないし、悪いもない。目の前の課題をどう解決していくのか。現状を補強するのか、新たなことを付け足すのか。それを有権者に示して判断してもらいたいと思います。
 ―記者会見では子育てや教育、スタートアップ支援などを重視する政策分野と説明がありました。今、ここで示せる政策は?
 ◆東三河を含めた県全体のことを考えた市政運営をしたい。東三河は自動車産業もあり、農業は盛んで、名古屋市とも縁が深い。
 先日、台湾の半導体受託製造「TSMC」を視察しました。拠点が台湾新幹線の駅に沿って台北、新竹、台中、台南と並んでいる。社員は日々、新幹線で各拠点を飛び回っている。実に効率的です。新幹線では先輩の日本が、そのような運用ができているでしょうか。岐阜羽島、三河安城、豊橋、浜松まで、名古屋を中心とした拠点整備を進められないか、と思います。名古屋を中心に豊橋にさまざまなサテライトを置く。あるいはその逆も。私は作手地区によく行きます。北設楽郡もそうです。名古屋市民が奥三河に別荘を持つなど、もっと両者の関係が深くてもいいと思います。
【山田一晶】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 虹の森 住まいLOVE不動産 さわらび会 蒲郡信用金庫 光生会 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国