奥三河観光協が「歴史の魅力再発見」講座

2023/06/23 00:00（公開）

社会キャリア・教育文化・エンタメ

自ら太鼓を鳴らして歌う金田さん=東栄町の花祭会館で

　奥三河観光協議会の連続講座「歴史の魅力再発見」の第２回が22日、東栄町の花祭会館であった。下粟代花祭保存会の金田新也さんが講演した。
　金田さんは元町職員。下粟代地区の花祭では神事をつかさどる「花太夫」を務める。今回は国重要無形民俗文化財の「花祭」と江戸時代から現在までの町内の歴史を紹介した。
　花祭では新型コロナウイルスで見物客を入れずに神事のみとしたこと、夜から翌朝まで続けずに３日間に分けて催すことなど近年の動向を説明し、「時代に対応しながら変化をつけて続けていくことが大事」と説明した。また自ら太鼓を打ち鳴らして参加者と一緒に歌った。
　町内の歴史では、古文書を元に解明したものとして「江戸時代から現在まで、回覧板を回す軒数が変わっていない」と紹介した。
　司会の「あいち観光ボランティアガイド」会長の髙田孝典さんは「設楽さんさと共に県を代表する民俗芸能。もっと注目を集めるべきだ」と話した。
【安藤聡】

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