田原「ゆずりは学園」の授業で卒業生らが講演

2023/07/04 00:00(公開)
講演する杉江さん㊨と鈴木さん=ゆずりは学園で(提供)
 田原市の通信制高校、フリースクール「ゆずりは学園」で1日、進路指導の授業があった。卒業生の杉江泰将さんと、友人でパーソナルジムやマッスルバーの運営をしている鈴木友斗さんが講演した。
 杉江さんは地元出身。中学3年生の時に、面倒だと思い学校を休んでみたところ、友達や両親など周囲との価値観の違いに違和感を覚えて通わなくなった。新型コロナウイルス禍で仕事の内容が大きく変わった時に、コーチングを受けて乗り切れた経験がある。現在は出版社に勤める傍ら、個人として経営者や転職者にコーチングをしている。
 鈴木さんは千葉県出身。明治大学政治経済学部を卒業後、「人の役に立ちたい」と大手銀行に就職した。しかしコロナ禍など厳しい社会情勢もあって人助けを実感できなかったこともあり、大学時代から続けていた筋力トレーニングの経験を生かし、身体作りで人を支えようと転身した。
 2人は自身の経歴や経験などを紹介。杉江さんによる得意なこと探しや、鈴木さんのトレーニングエクササイズ、ボディービルのポージング体験などを通して、社会で活躍するにもいろいろな形があることを伝えた。
 杉江さんは「誰でも得意なことがある。自分のことを知っていれば、何かを選択する時の助けになる。自分に自信を持つことで他責にせず自分自身で選択してほしい」と述べた。鈴木さんは「どんなタイミングでも変わることができる。そのきっかけを作るのは自分の選択。自分でこうしたいという選択をやりきることで、自身に軸ができる」と語った。
【岸侑輝】
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