豊橋市石巻町の生活介護事業所「奏楽（そうら）」の畑で、ブルーベリー狩りが始まった。９月上旬まで、食べ放題や摘み取り体験などが楽しめる。４日は地域交流で市立石巻小学校特別支援学級の児童10人が楽しんだ。
　３年前からブルーベリー狩りを始めた。２９７５平方㍍の畑に30種以上３００本を植えている。利用者18人と職員が草取りや枝切り、実の摘み取りに励み、今年からは水を引くチューブを導入した。安心安全を考えた無農薬、無肥料の自然栽培で、毎年訪れるリピーターもいる。今年は急激な暑さで６月末からたくさん実を付け始めた。大粒で甘みもある実が楽しめる。
　石巻小の特別支援学級とは以前から交流があり、初めてブルーベリー狩りに招待した。児童は熟れた実を選んで摘み取り、そのまま口へ。ほどよい酸味と甘みが舌の上に広がると「おいしい」と笑顔を見せた。引率の松下涼子教諭、小林晶子教諭は「地域に出ることが少なく交流はよい機会。収穫の喜びを知ってほしい。感想を絵や文にまとめたい」と感謝した。
　食べ放題と持ち帰り、スムージーがセットの「よくばりコース」（中学生以上2000円、小学生1500円）、「食べ放題コース」（中学生以上1000円、小学生500円）、１パック分の摘み取りとスムージーの「摘み取り体験」（１人１０００円）など。いずれも前日の午後３時までに電話で予約。日曜、月曜休み。申し込み、問い合わせは奏楽（０５３２・87・１５００）へ。
【田中博子】