10代の消費トラブル防止へ広告動画を募集

2023/07/20 00:00(公開)
広告動画の応募を呼び掛ける髙橋さん㊨
 豊橋市は増加傾向にある10代の消費者トラブルを防ぐため、YouTubeで配信する広告作品を募るコンテストを21日から始める。消費者ホットライン「188(いやや)」にちなみ、最優秀者には18万8000円を贈る。
 テーマは「新成人、だまされちゃ188(嫌や)」。消費トラブル防止や消費ホットライン・消費生活センターの認知向上につながる内容を盛り込み、MP4形式で15秒以内に収める。採用作品はYouTubeでスキップできない「バンパー広告」として配信する。
 成年年齢が引き下げられ、18歳による消費契約が可能になった。東三河広域連合会消費生活センターによると、昨年度の相談電話のうち10代は37件、20代は319件で前年度から約10件ずつ増えた。親からの電話も多く潜在的な件数は増えているとみる。
 コンテストは「豊橋わかば議会」で昨年度の委員提案を採用。提案した髙橋翔さんは「委員は若者への情報発信に関心があった。188番の存在が知られておらず、消費者問題の啓発につながった」と経緯を説いた。
 募集は11月末まで、市ウェブサイトの特設ページへ。
【加藤広宣】
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