全国高校駅伝愛知県予選 豊川女子が3連覇「都大路」へ、男子は2位

2024/11/02 22:26(公開)
1位でゴールする豊川

 男子第75回、女子第36回全国高校駅伝競走大会県予選(愛知陸上競技協会主催)が2日、一宮市大野極楽寺公園を発着点に開かれた。豊川は、女子が3年連続14回目の優勝。12月22日に京都市で開かれる全国高校駅伝への出場を決めた。男子は2位。24日に岐阜県で開かれる東海大会で各県代表を除いてトップに立てば、東海代表として出場権が得られる。

 

 男子(7区間、42・195㌔)は58校が、女子(5区間、21・0975㌔)は36校が出場。公園をスタートし木曽川沿い、東海北陸道の高架下を抜け、公園に戻るコースで、アップダウンが少ない。  

 

女子は圧倒的な強さで優勝

 

 土砂降りの中でスタートした女子。豊川は2区の谷凪紗選手が3位でたすきを受け取り、区間賞の走りで1位に躍り出た。3区の藤田紅良選手、4区の秋竹奏音選手、5区の秋竹凛音選手がいずれも区間賞、2位と3分以上の差をつけて圧勝した。

 

 臼井康善監督は「全国を考えると、一人で押し切るたくましさが足りない。レースプランを走りで体現できるように、都練習していきたい。都大路では8位以上を狙う」と気を引き締めた。

 

 アンカーの秋竹選手は「中盤にペースが落ちずには走れたのが良かった」と話した。坂に対応できるように本番まで練習をしたい。入賞したい」と意気込んだ。

優勝した豊川女子メンバー

男子は惜しくも2位、切符懸けて24日に東海大会

 

 男子は、1区の神田悦士選手、2区の鷲野遥都選手が区間賞で、2位に19秒差をつけた。3区で2位に後退。4区は豊川と名経大高蔵、愛知、豊田大谷の4チームが4秒差の混戦に。5区、6区で1位高蔵に食らいついたが及ばなかった。7区の嶋岡希選手はフィニッシュ後、顔を上げられなかった。

 

 奈良修監督は「悪い走りではなかったが、高蔵がまとまっていた。監督の力不足。1~2区で逃げ切りたかったが、諦めさせるほどの差を広げられなかった」と述べた。「東海大会では勝てるように練習したい」と前を向いた。

激しい1位争い
悔しい表情を見せる嶋岡選手
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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