花火玉に洋菓子どっさり 蒲郡でコラボ商品が誕生

2023/10/06 00:00(公開)
コラボ商品を持つ鈴木さんと大塚さん㊨=蒲郡商工会議所で
 蒲郡市の花火玉皮専門店「蒲郡玉皮」(元町)と洋菓子店「スズキプランタン」(八百富町)は、玉皮の中に洋菓子を詰めたコラボレーション商品「姫玉五号」と「姫玉六号」を販売している。
 玉皮は、打ち上げ花火玉を包む容器。段ボールなどの古紙をプレス加工で半球型にして作り、きれいな球状に仕上げる。蒲郡が国内で7~8割のシェアを誇る。
 蒲郡玉皮は1956年創業。2013年に、「丸くてかわいい玉皮を有効活用したい」と思い、絹を平織りにして作った「ちりめん」を使い、鮮やかな工芸品「姫玉」を完成させた。一時期、市内のホテルや旅館で販売していた。一方、新型コロナウイルス禍では花火大会の中止が続き、インスタグラムで姫玉を公開していた。
 蒲郡信用金庫地域振興部の中村梨絵さんが、蒲郡玉皮を訪問した際に姫玉を持ち帰った。大竹敏之次長が姫玉を見て感動し、2人が「何か使えないか」とアイデアを検討。取引先のスズキプランタンのオーナーシェフ鈴木茂弘さんに相談した。きれいな姫玉に魅了された鈴木さんは、焼き菓子を詰め込んだ商品を提案した。
 8月頃に蒲郡玉皮の大塚弘子さんと息子の祐介専務に相談。地域振興部が仲介役となり、完成したコラボ商品を9月12日に発売した。
 職人が手作業で作った五号と六号には、バターケーキやクッキー、シェルマドレーヌなどの焼き菓子が詰め込まれている。容器の姫玉は飾り物として使える。
 鈴木さんは「大切な人への贈り物としても活用してほしい」と話す。大塚さんは「花火玉のような素晴らしい商品」とPRした。
 五号(7個入り)は5500円、六号(9個入り)は8000円(いずれも税別)。スズキプランタンで販売中。
【林大二朗】
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