世界の「新しい城」という地名の都市住民が交流する「ニューキャッスル・アライアンス会議」がチェコの「ノベ・フラディ」で12～17日に開かれた。新城市など９カ国10都市が参加した。
　新城市が世界各地に呼び掛け、１９９８年度から２年に一度、同盟を意味するアライアンスの加盟都市で会合を続けている。15カ国17都市で組織する。英国ニューカッスル・アポン・タイン市に事務局がある。コロナ禍で５年ぶりに開催された。
　今回は新城市を含む８カ国８都市がチェコを訪れ、米国の２都市はオンラインで参加した。当初参加予定だった未加盟のベルギーのヌフシャトー市は取りやめた。
　会議で、引き続き２年に一度の対面会議を開催する方針を決定。次回はラトビアのヤンピルスで開催される。さらに若者をメンバーに加えること、「教育」「高齢者にやさしいまち」をテーマに議論することなどを決めた。共同声明は後日、オンラインで発表する。
　14日には各都市を紹介するマーケットが開かれた。新城からは大学生の渡邉里奈さん、高校生の山下優輝さん、一般枠で教員の今泉太希さんが参加した。新城のブースでは茶葉やオブラート製品を紹介し、書道体験会を開いた。約１７０人が訪れたという。
　下江洋行市長は、新城市がロシアによるウクライナ侵攻で欧州の加盟都市に避難している人を支援する募金を募り、預託したことなどを報告した。
【安藤聡】