穂の国 豊橋ハーフマラソンが来年から「鈴木亜由子杯」

2023/10/24 00:01(公開)
記者会見する鈴木選手=豊橋市役所で
 豊橋市の「穂の国 豊橋ハーフマラソン」が、来年から地元出身で東京五輪マラソン女子日本代表の鈴木亜由子選手(JP郵政G)の名前を付けた「鈴木亜由子杯」として開かれる。「名誉大会長」の鈴木選手と大会長の浅井由崇市長が23日、豊橋市役所で会見を開き、大会への思いを語った。
 穂の国マラソンは、2010年3月から開かれる。市のシンボルの豊橋公園からスタートし、牛川遊歩公園の桜並木や路面電車が走る道路などを駆け抜けるコースが人気を集める。
 主催者が大会を盛り上げていきたいと、鈴木選手に「名誉大会長」就任を打診した。「最初はプレッシャーからすぐに返事ができなかった」と明かした鈴木選手。だが、「現役選手として、大人から子どもまで走る楽しさを知ってほしい」と了承した。
 お勧めのコースについては、「市電の横を走れるところ」と答え、「地元の魅力を知ってほしい」と話した。

五輪代表の残り1枠に挑戦

 一方で、パリ五輪を目指し、3月の名古屋ウィメンズマラソンに挑戦する意思を明らかにした。
 15日に開かれたパリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」で12位に終わった。今後について問われると、「穂の国マラソンでファイナルチャレンジの良い報告ができるように頑張ります。これまでお世話になった人に地元で恩返しをしたい」と答え、鈴木選手の関係者からは拍手が起こった。

 来年のハーフマラソンは3月24日午前10時スタート。エントリーは、チャリティーやサポーターなど先行が25日正午から、一般参加は11月2日正午から。参加費は7000円。定員は5000人申し込みは公式サイト=QRコード=から。
 問い合わせは市スポーツ協会事務局(0532・63・3031)へ。
【北川壱暉】
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