国道23号名豊道路が来年3月までに全線開通する。国土交通省名四国道事務所は7日、報道機関向けに、蒲郡バイパス未開通区間の豊川為当インターチェンジ(IC)と蒲郡IC間の9・1㌔を公開した。工事は順調に進んでいるという。
すでにトンネルや橋の建設、山の掘削工事はほぼ終了している。今後は舗装の仕上げ、電灯や標識、ガードレールの設置などが中心になる。
国道事務所の大熊健史副所長は「難しい工事は終わり、予定通り今年度中に開通できる見通し。1972年に事業化した道路で、半世紀の夢がついにつながる」と話した。
豊明-豊橋東IC間の72・7㌔が全線開通することで、名古屋-豊橋が約1時間で移動できる。国道1号利用時の1時間50分に比べ大幅な短縮になる。浜名バイパスとつながっており、名古屋-浜松は1時間40分。高速道路よりも時間はかかるが、信号がなく無料で大きな経済効果が期待できる。三河港、衣浦港、名古屋港、中部国際空港などの物流拠点を結ぶアクセスが向上し、物流の効率化になる。
自動車の組み立て工場が多くある豊田市と三河港のアクセスが向上。現在は1日で2往復だが、開通後は1日3往復が可能になり、輸送効率が向上するとの試算もある。また災害時の物資の輸送道路としても期待されている。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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