幸田町の「こうた凧(たこ)揚げまつり実行委員会」のメンバーらが26日、田原市田原文化会館で地元凧保存会から指導を受け、けんか凧づくりに挑んだ。田原凧保存会の会員から、和紙の張り方や制御に欠かせない糸目の付け方など独自の製法を教わった。5月25日のけんか凧合戦に市と合同チームで出場する。
幸田町には古くから畳数枚の巨大凧を揚げる伝統が残る。互いに「凧のまち」を自任し、昨年の市制20周年と町制70周年が縁で交流を始めた。
この日は骨組みを適度に反らせた状態で和紙を張り、制御装置にあたる糸目の取付作業に苦労しつつ3体を作った。正面に「K」マークの町章を入れ、保存会員の手ほどきで屋外での凧揚げにも挑戦した。
こうた凧保存会の本田幸弘さん(77)は「田原凧の骨は頑丈で、簡素な構造にも可動域が広く熟練の技を感じた。幸田の大凧が空中で静的な美しさを求める一方、田原のけんか凧は名前通り動的な機能性が魅力だ」と性質の違いに感心した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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