豊橋信金と商議所が事業承継セミナー

2023/11/23 00:00(公開)
吉田社長㊧と中村さん=豊橋商工会議所で(提供)
 豊橋信用金庫はこのほど、豊橋商工会議所と共催で事業承継セミナーを開いた。33人が出席した。
 第1部のセミナーでは、事業承継をワンストップで支援する国の機関「県事業承継・引継ぎ支援センター」のサブマネジャー、小林茂夫さんが「事例から学ぶ、リアルな事業承継」と題して講演。「事業承継後も持続的に成長するには、後継者が事業承継を成長や発展の機会と捉え、自己の責任と判断で成長戦略を描くことが大事」と指摘。株式譲渡や代表者変更手続きだけにとどまらず、自社の現状を正確に把握したうえで、課題を整理し、計画的に取り組むことが不可欠と説いた。そして早い段階で後継者との話し合いの場を持つこと、会社を承継するか否かを判断する時間的余裕を持たせることが大切だとした。
 第2部はパネルディスカッション。自動車解体やリサイクルパーツ販売「吉田商会」の吉田恭平社長と、県事業承継・引継ぎ支援センターの承継コーディネーター、中村慶三さんが登壇した。豊橋信金事業支援部の宮城裕介さん。
 議論で吉田社長は「事業承継当初は『先代のお客さまがこの先も取引してくれるだろうか』『社員が残ってくれるのか』などの不安があった」と振り返った。そのうえで、事業承継のタイミングで豊橋信金に相談したこと、会社の株式や新たに組織図を作って目に見える形にしていったことなどを話した。
 中村さんは「事業承継を機に新社長が新たなことにチャレンジすることが大事」と述べた。そしてセンターが「事業承継計画の策定」について豊橋信金と一緒に支援していることを紹介した。
【山田一晶】
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