清掃通じて農業支える牟呂用水に感謝

2023/12/02 00:00(公開)
水路の底もきれいに清掃する子どもら=豊橋市西羽田町の牟呂用水で
豊橋羽田中生徒と羽根井、花田小児童300人参加

 豊橋市立羽田中学校と羽根井、花田の両小学校は1日、地域のかんがい施設「牟呂用水」の浄化活動に取り組んだ。水路沿いなどでごみ拾いに汗を流し、地元農業を支える水の恵みに感謝した。
 羽田中1年生約160人と、羽根井小と花田小の6年生計約140人が参加した。豊橋駅近くの「花田橋」から、東三河環状線沿いの「小松橋」までの約900㍍をきれいにした。
 通水していない午後に活動した。用水を管理する牟呂用水土地改良区の組合員らがあらかじめ刈った草を集めたり、水路の底から空き缶やペットボトル、落ち葉などを拾ったりした。
 牟呂用水は1888年通水し、現在は豊川(とよがわ)から引いた水を農業用と水道用として利用している。総延長は新城市から豊川市と豊橋市の3市で計23㌔あり、うち約10㌔を牟呂用水土地改良区が農業用水として管理している。
 羽田中の林陽向さんは「日常生活の景色として見ているが、市内の農業に欠かせない施設だと知った。参加して、水のありがたみを改めて感じた」と感謝した。
 土地改良区の古関充宏理事長は「神野新田の開拓とともに歩んだ歴史がある。先人の努力で豊橋の農業があることを知ってほしい。地域との協力で大切な水資源を守りたい」と語った。
【加藤広宣】
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