松井画伯の絵画、服部さんが県に寄贈

2023/12/04 00:01(公開)
絵画「Legion dHonneur/レジオン・ドヌール」
 豊橋市出身の故松井守男さんの絵画「Legion dHonneur/レジオン・ドヌール」(2006年作、油彩・カンバス、97×130㌢)を、あま市在住の服部コーワホールディングスCEO、服部章平さんが県に寄贈した。服部さんと松井さんは旧知の仲。フランスで出会い、互いに愛知県出身だったこともあり親交を深めた。
 県は8日感謝状贈呈式を開き、大村秀章知事が服部さんに感謝状を贈る。
 松井さん1942年生まれ。武蔵野美術大学を卒業と同時にフランス政府奨学生として渡仏。アカデミー・ジュリアン、国立パリ美術学校に学び、パブロ・ピカソと出会って大きな影響を受けた。
 その後、フェッシェ美術館での個展を機にコルシカ島で創作活動を続け、芸術文化勲章(2000年)、レジオン・ドヌール勲章(03年)の両章をフランス本国で日本人として初めて受章した。
 05年の愛知万博ではフランス代表作家に選ばれ、08年スペイン・サラゴサ万博で再度フランス公式画家に選出された。その後、長崎県の久賀島にもアトリエを構え精力的に活動。22年5月30日に亡くなった。
 作品は、レジオン・ドヌール勲章を受章した際の記念として描いた。その喜びを表している。
 県は、県公館に展示する。
(後藤康之)
松井画伯=東愛知新聞社で2021年6月
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