古民家をジャマイカへ移築

2023/12/05 00:00(公開)
古民家の移築に向けて解体作業に取り組むネビルさん㊨ら=糸魚川市で(提供)
新城の戸田工務店が請け負い

 新城市の戸田工務店が、新潟県糸魚川市にある古民家のジャマイカへの移築を請け負い、準備を進めている。
 奥三河の古民家を米オレゴン州に移築した実績がある。全国古民家再生協会の会員で、部材の輸出なども手掛け、英語版のホームページもある。
 今年4月、歴史的建築物の保存活動に取り組む米国の非営利団体「ワールド・モニュメント財団」の元会長クリス・オーストレムさんからメールが届いた。内容は「ジャマイカに研修拠点としてかやぶき屋根の建物を建てたい」だった。
 米バージニア州の建築家ナサニエル・ウルファーさん(37)と大工トーマス・ネビルさん(39)が11月30日から糸魚川市の築150年以上の古民家の解体を続けている。
 同27日に新城市を訪問し、同社の古材倉庫を見学。ウルファーさんは「日本の軸組み工法は素晴らしい。ジャマイカに建てて広めたい」と話した。
 同社によると年内に作業を終え、名古屋港からジャマイカに船便で発送するという。会長の戸田由信さんは「インターネットで申し込みがあったときは驚いた。日本の良い建物を海外で引き継いでくれてうれしい」と話した。
【安藤聡】
部材を確認するネビルさん、ウルファーさん、戸田会長(左から)=新城市玖老勢で
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