ヤクルトのふたでXマスツリー 豊橋「前芝カフェ」利用者が制作

2023/12/07 00:00(公開)
ツリーと一緒に記念撮影する前芝カフェのみなさんと、東三河ヤクルト販売の高橋社長、スタッフら=豊橋市前芝町で
 豊橋市前芝町の高齢者の居場所「前芝カフェ」は、利用者らが飲んだヤクルトのふた2100枚を貼って高さ2㍍30㌢のクリスマスツリーを作った。完成したツリーを6日、近くの「東三河ヤクルト販売穂の國湊センター」に贈った。
 前芝カフェは約8年前に始まった。地域高齢者の居場所として地元自治会や民生委員、老人クラブ、地域の介護事業所スタッフらが空き家を活用した。現在は前芝集会所に拠点を移し、週1回、高齢者らがおしゃべりや工作などを楽しむ。
 月1回、ヤクルトセンターのスタッフが訪れ、腸内フローラや血圧など健康の話をしている。その縁で、カフェ運営委員会の北河進会長がふたの活用を提案。4月には貼り絵の「こいのぼり」を作って贈った。
 クリスマスツリーの構想はその時からあり、5月から11月までの7カ月間、再びみんなでふたを集めた。丁寧に剥がしたふたを洗って乾かし、すりこぎで平らに伸ばす。それを北河さんが地元の石河建築の石河豊代表と一緒に作った木製ツリーに、みんなで貼り付けた。赤や青など種類で色が違うふたを華やかに配した。
 贈呈式は前芝カフェから北河会長や利用者ら11人、東三河ヤクルト販売から高橋豊彦社長らが出席。北河会長が「破れてしまったふたも、心を込めて外したものだから貼らせてもらった。普段は捨ててしまうが、集め始めると気付きも多かった」などと話した。高橋社長は「うれしい。大事にします」と礼を述べた。ツリーは年内いっぱいサロンに飾る。
【田中博子】
ヤクルトのふたを貼り付けて作ったツリー
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