ニデックが白内障手術用医療機器「NP-T」などを発売

2024/02/03 00:00(公開)
NP―Tのイメージ図、下は挿入用のインジェクター(提供)
 蒲郡市の医療機器製造「ニデック」は1日、白内障手術で用いるレンズと挿入器具が一体となった「ネックスロードNPトーリック(NP-T)」を発売した。
 白内障は、眼の中の水晶体が白く濁り見えづらくなる病気で、加齢が主な原因とされる。手術では白く濁った水晶体を取り除き、その代わりとなる「眼内レンズ」を注射器のような医療器具「インジェクター」を使って挿入する。
 「NP-T」は、目の中でレンズの役目をする重要な組織「水晶体嚢内(のうない)」での固定に定評のある同社のアクリル製眼内レンズ「Aktis SPシリーズ」の初の乱視用モデル。採用したインジェクターは先端のノズル形状が小さく、小さい切開でレンズ挿入が可能なため、患者の負担や感染症リスクを抑えた安全な手術ができる。
 「NP-T」のほかに、着色されたレンズ「ネックスロードNP(NP-1)」と無着色のレンズ「ネックスロードNPクリア(NP-1C)」も発売した。詳細はニデックホームページか企画部秘書広報課(0533・67・6753)へ。
【林大二朗】
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