ネパールコーヒー紹介の漫画冊子発行へCF

2024/02/04 00:00(公開)
プロジェクトに参加しているみなさん=エムキャンパスで
豊橋創造大生が販売元とコラボ

 豊橋創造大学の学生が、ネパールの農園で栽培したコーヒーの販売を手掛ける豊川市東豊町の「ファーマーズパッション」とコラボし、漫画冊子「イケシマさんのコーヒーのおはなし」を発行するクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。3日、豊橋市駅前大通のエムキャンパスで記者会見があった。
 豊橋市役所、豊川信用金庫も協力する「産学官金」連携プロジェクト。コーヒーを生産するのは池島英総さん。2008年、世界を旅する中でネパールコーヒーと出合い、栽培を続けてきた。
 プロジェクトは創造大経営学部の鈴木宏幸教授の授業で、5人の学生が参加している。SDGs(持続可能な開発目標)に、実際に関わることを掲げる。学生たちは池島さんの取り組みを広く知ってもらうため、コーヒー豆のかすを再利用したコーヒードリッパーやコースターを発案したほか、インスタグラムで連載中の漫画の執筆にも挑戦することになった。
 この日は学生が記者会見の模様をネットで配信。学生代表が「インスタ映えすることを考えた」などと経過を説明した。クリエーターのヤギ子さんによると、漫画冊子は20㌢四方で40~50㌻になるという。コーヒー栽培のサステナブルがテーマ。「ネットだけより、紙媒体の方が広く親しんでもらえる」と話す。
 ネパールコーヒーのPRだけでなく、東三河のことを世界に幅広く知ってもらうことも狙いとしている。池島さんは「若い人たちのアイデアと感性に期待している」と話した。
 CFは専用サイト=QRコード=から。すでに第1目標の10万円は突破しているが50人以上が支援するとすべてのリターンに漫画1冊がつく。
【山田一晶】
ヤギ子さんの漫画の一コマ。イケシマさんとクマのモル君が登場する
CF専用サイトQRコード
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