豊橋の吉田城鉄櫓でちりめん細工展

2024/03/28 00:00(公開)
3階は桜とチョウを題材にした作品を展示=いずれも吉田城鉄櫓で
春の足音感じるつるし飾りなどずらり

 豊橋公園内の吉田城鉄櫓(くろがねやぐら)で、地元ちりめん細工作家の豊田恵子さんと教室生らによる展示「春うらら」が開かれている。今年で3回目。城内で満開の桜が満喫できる。展示は31日までの予定だったが、園内の開花が遅れ気味のため4月7日までに延長した。
 5月12日まで開かれている、「第4回吉田城春まつり~安土桃山以来の遺構」(春まつり実行委員会企画)の一環。豊田さんと生徒計26人が春を彩るつるし飾りを出品した。
 大小の桜のつるし飾りをはじめ、チョウのつるしや女児のつるし飾り、おひなさまのつるし飾りや着物など約80点を出品した。
 3階には華やかな振り袖と、ピンクの濃淡の布で作った桜の花のつるし飾り25点、チョウのつるし飾り25点を飾って春を演出した。一足早く花見気分が味わえる。2階には縁起物を結わえた女児のつるし飾りや、桃の節句にちなんだ台飾り、桃の花のつるし飾りやボールブーケなどを展示した。
 「春の訪れを感じてほしい」と豊田さん。4月16日から5月12日までは初企画として、鉄櫓で端午の節句に合わせたつるし飾りの展示を予定しているという。
【田中博子】
節句のつるし飾り
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