東愛知新聞の4コマ漫画 「東さんち」7000回に到達

2024/04/23 00:00(公開)
堀内社長から花束を贈られた鵜飼さん㊧=東愛知新聞社で
 蒲郡市の漫画家、鵜飼U子さんが本紙に連載中の4コマ漫画「東さんち」が23日付で通算7000号に到達した。ほとんど休むことなく描き続けて20年。鵜飼さんは次の話に向けて日々、ネタを探し続けている。
 第1号は2004年6月1日紙面に掲載された。当時はまだ、ナンバーが書かれておらず、載っているのもモノクロの社会面。ナンバーは30号を過ぎた頃についた。
 漫画家へのプロデビューは、結婚して子育てが一段落してから、と遅咲きだ。雑誌などが舞台だったが、新聞連載は大きなあこがれだった。かつて、別の新聞社から依頼を受けたことがある。まだ子育て中で、家族に迷惑をかけずに描き続ける自信がどうしても持てず、その時は断り後悔があった。それが縁があり、東愛知新聞社に誘われ、連載を始めることになった。
 常に「温かみと優しさを届けたい!」と願い、「起承転結」を心がける。ネットなどでニュースを常に追い、漫画のネタの参考にしている。タブレット端末で作業してデータを送る。新しいネタやアイデアを思いついたら、完成していた原稿を差し替えることも。
 東愛知新聞社を訪れた鵜飼さんに、堀内一孝社長から、7000号を記念して花束が贈られた。その後の対談では、サザエさんで知られる長谷川町子さんや、読売新聞で「コボちゃん」を連載中の植田まさしさんを目標していることなどを語った。鵜飼さんは「あっという間に7000回を迎えたことに驚いた。これからも頑張ります」と笑顔で答えた。 
【林大二朗】
手描きを心掛ける鵜飼さん
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