蒲郡市竹島水族館は、カピバラ展示の再開に向けて展示場建設費用の一部をクラウドファンディング(CF)で募った結果、目標額を超える1343万5000円の支援が集まった。小林龍二館長は「多くのファンに支えられて達成できました。期待に応えられる展示にしたい」と感謝した。
「飼育員とのアットホームな交流ができる水族館」のスタイルを残しながら、民間のアイデアや資金を活用し、さらに魅力的な施設するため奮闘している。蒲郡を「深海魚のまち」として市内外にPRするため、4月に既存棟を深海魚の展示を拡充させてリニューアルした。
秋頃には、巨大な水槽を備えた新館などがオープンするほか、狭かったオタリアと人気だったカピバラの展示場を屋外に置き、広々とした空間でショーが楽しめるようにする。
限られた資金の中で運営と新施設建設に取り組んでおり、展示場建設には約3000万円が必要とされる。水族館は多くのファンと一緒に良い展示場を作り上げたいと思い、CFに注目。初めて挑戦することにした。
CFサイト「READYFOR」を使い、期間は3月20日から今月13日。餌やり体験をはじめ、小林館長による支援者のお姫様抱っこなど、ユニークなリターンを用意した。4月26日には当初目標の850万円を突破、第2目標の1200万円を今月12日に達成した。支援したのは606人にのぼった。
担当者の桃井綾子さんによると、多くの人が見られるよう観覧スペースを設けるほか、生息地の南米の植物を植えて現地の生活風景を再現するという。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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