豊橋中央高出身の山田選手に恩師がエール
パリ五輪女子バレー代表に、豊橋中央高校出身の山田二千華選手(24)=NECレッドロケッツ=が選ばれた。2021年の東京五輪に続く2大会連続。恩師の小林幸夫総監督は「ここまで来たら楽しんでほしい」とエールを送った。
山田選手は豊田市出身。中学1年でバレーを始めた。2015年4月に豊橋中央に進学。184㌢の長身を生かしたブロックやスパイクを武器に、3年時には主将として、チームを8年ぶり14回目の全日本高校選手権大会(春高バレー)進出に導いた。
五輪デビューは、東京大会予選ラウンドの韓国戦。スタメン出場をしたが、思うようなプレーができず1ラウンドで途中交代した。悔しさをばねにセッターとのコンビネーションの精度やスパイクのスピードなどを磨き、22年以降もコンスタントに代表に選ばれた。
今年5~6月にあった「ネーションズリーグ」では、正ミドルブロッカーとして世界大会10年ぶりの表彰台に大きく貢献した。
小林総監督は「高校時代はまさかここまでの選手になるとは思わなかった。とにかく素直な子で一生懸命練習していた姿が印象的だった。そうした彼女の性格もあって、春高バレーに出場できたし、実業団で一気に伸びたと思う」と話した。
パリ五輪予選ラウンドB組に所属する日本は、28日の初戦でポーランド、第2戦(8月1日)でブラジル、第3戦(同3日)でケニアと対戦する。
女子バスケの髙田選手らも
東三河勢は、女子バスケットボールで、髙田真希選手、馬瓜エブリン選手、ステファニー選手が選ばれた。3人とも2大会連続。
男子陸上1万㍍では田原市を練習拠点としているトヨタ自動車の太田智樹選手(トヨタ自動車)が初の代表入り。400㍍障害では、豊橋南高校出身の小川大輝選手(東洋大)が6月28日の日本選手権で、自己新記録の48秒70を記録し、代表入りが確実視される。
【北川壱暉】