名鉄西蒲線で5500系復刻塗装車両運行開始

2024/07/07 00:00(公開)
丸山駅長㊨の合図で出発する「5500系」の復刻塗装した列車=名鉄蒲郡駅で

 名古屋鉄道は6日、西尾・蒲郡線(西蒲線)で約20年前に姿を消した「5500系」を復刻塗装した車両の運行を始めた。蒲郡市の名鉄蒲郡駅で発車式を開いた。市制70周年記念企画。


 5500系は1959年に登場。国内で初めて特別料金なしで乗れる冷房車としてデビューした。2005年まで走っていた。


 名鉄は西蒲線の沿線地域の観光促進の一環として、2022年から「白帯ラッピング」や「ライトピンク×ダークマルーン」などの復刻塗装をしてきた。今回、2両1編成の6000系ワンマン車両に「ストロークリーム×赤帯」を施した。当時を懐かしんでもらいながら、蒲郡の観光活性化のコンテンツにつなげる。


 式には鉄道事業本部長の坂野公治さんと蒲郡の鈴木寿明市長、西尾の中村健市長が出席。多くの鉄道ファンや市民も訪れた。坂野さんは「レトロな雰囲気を楽しんでほしい」とあいさつ。鈴木市長は「名鉄や西尾市と協力し、西蒲線の存続に向けて努力します」と話した。


 関係者によるテープカット後、蒲郡駅の丸山浩喜駅長らの合図で出発。この日は沿線地域の市民を対象にした団体列車として西尾-蒲郡を2往復した。天池昭道さん(8)と稲石瑶さん(7)は「乗れてうれしい」と笑顔だった。

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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