【連載】カゲっちの「今週のフェニックス」〈13〉 満席のホーム島根戦は1勝1敗

2024/12/04 01:00(公開)
湧川選手 ⒸSAN‐EN NEOPHOENIX

初戦は島根の3P攻めに惜敗

 

 島根との初戦は出だしから激しいディフェンスで主導権を争う接戦でした。高確率で3ポイントシュート(3P)を決める島根に、フェニックスはヌワバの攻守にわたる活躍で20対15とリードして第1クオーター(Q)を終了。第2Qは島根の3P攻勢に苦しむもメイテンのインサイドを中心に得点を重ね大接戦のまま前半終了。後半も両チームの意地がぶつかるシーソーゲームでした。島根が連続得点するとフェニックスも粘って3点ビハインドで最終Qへ。激しいディフェンスから速攻が決まりフェニックスがペースをつかんで逆転に成功。最後まで接戦でしたが高確率に3Pを決め切った島根に惜敗でした。

 

第2戦は100点ゲームで雪辱果たす

 

 第2戦はヌワバ、佐々木のアタックで島根の守備を切り裂き流れをつかみました。津屋、大浦の3本の3Pで13点リードを奪います。さらに3Pや速攻を重ねてリードを24点として前半終了。後半も守りの手を緩めずリードを広げました。二桁得点が6人と全員バスケで戦い抜いたフェニックスが前日の雪辱を果たす100点ゲームで快勝しました。

 

 初戦はターンオーバーや相手のリバウンドで「らしさ」を出せない試合でした。ホームで連敗できない中、ディフェンスの強度でペースをつかみ、速攻や3Pにつなげられました。特に点差が開いた後半にディフェンスを引き締め、失点を抑えた点はよかったです。

 

■注目は湧川選手

 

 高校卒業からプロに挑んだ才能あふれる未完の大器です。開幕から結果が残せなかった試合が続いたものの、ここ4試合のうち3試合で二桁得点と才能を開花させつつあります。類まれな得点能力に加え、194㎝の長身ながらポイントガードとしてゲームをコントロールすることもできる湧川選手。今後のさらなる成長が楽しみで仕方ありません。

 

 4日は長崎ヴェルカと豊橋市総合体育館で天皇杯3次ラウンドを戦います。一発勝負のトーナメント戦を勝ち抜くには自分たちのペースをつかむことが肝心です。リーグ屈指のディフェンス力を誇る長崎に対し、最強の攻撃力を持つフェニックスがどう攻略するのか楽しみです。

 

 続く7~8日は東地区首位の強豪千葉ジェッツを豊橋市総合体育館に迎えます。厳しい戦いが続きますので、ホームの大声援で後押しをお願いします。試合はバスケットLIVE=QRコード=でも見られます。

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