アフリカなどの開発途上国で感染症対策に取り組む医療関係者が6日、新城市民病院で「へき地医療」について情報交換した。
計11人でJICA(国際協力機構)が研修員として受け入れた。バングラデシュ、コンゴ民主共和国、エジプト、エチオピア、東ティモール、ザンビア、ウクライナの7カ国から訪問した。11月25日から今月13日の間、国立国際医療研究センターのプログラムで日本の病院の組織体制について学んでいる。
市民病院からは総合診療科医師の木村天永さんが対応した。新城市と北設楽郡では開業医はいるものの医師の高齢化が進んでいること、医療従事者の人手が足りないことなどを挙げ、「市民病院で救急車を受け入れているが、重症患者は豊川や豊橋の高度医療機関への搬送している」と説明した。
ザンビアからの参加者は都市部と、へき地との医療従事者の仕事に偏在があることを明かし、日本でもあるのかと質問。木村さんは「開業医と勤務医との違いがある。実際に働く時間とそれに見合った収入の差がある」と答えた。
ウクライナの参加者は「戦争中なので、手術などが頻繁にある」と説明した。【安藤聡】
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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