豊根村の「茶臼の里合同会社」は、道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」でのレストランと売店を27日の営業を最後に撤退する。中心として運営してきた石田いまさん(67)が引退するためだ。次は「レストランみどり」が飲食と物販を担う。石田さんは「新たなメニューとスタッフに親しんでほしい」と話している。
茶臼の里は道の駅がリニューアルオープンした2015年4月から「山のレストランふるさと」として開業。村内のダムの貯水池「みどり湖」にちなんだ「新豊根ダムカレー」を考案した。またチョウザメの雄を食用にした「チョウザメだんごの香酢定食」やその切り身を使った「ザメ重」、刺し身を使った「ざめまぶし」を提供してきた。
石田さんは「女性スタッフがアイデアを出し合った。ダムカレーは男性職員が否定的だったが女性が賛成してくれてタイ風の緑色のルーにした」と話す。
茶臼の里は役員の高齢化などから運営継続を断念。来年3月までの契約だったが今年いっぱいで撤退することになった。23~24日はメニューを縮小し、26~27日は売店のみ営業する。
村と村観光協会は村内を対象に次の事業者を募集。村役場隣で「レストランみどり」を経営する新木秀一さん(51)を後継者に決めた。来年4月に営業を始める。「国道151号沿いにあり、豊根村産を使ったメニューを提供し、村民も触れ合える店にしたい」と話した。石田さんを除いた茶臼の里のスタッフを採用する予定。道の駅内では来年1~3月は観光案内のみとなる。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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