NPO法人「吉田城復元築城をめざす会」が22日、豊橋公園内吉田城跡の鉄櫓(くろがねやぐら)前に、正月用の門松を設置した。江戸時代の様式を再現したもので、会員らは穏やかな年越しを願った。来年1月12日まで見られる。
長さ約6㍍の竹を2本立て、両側へしめ縄を結った細竹を渡して鳥居のようにかたどった。両側にナンキンや葉牡丹、アカマツとクロマツなどで飾り付けた。
江戸時代の門松は地域ごとに様式が異なったとされる。会員らは、文政期の旧東海道吉田宿の様子を描いた「三河国吉田名蹤綜録」にならって門松を作った。
この日は会員7人が竹を切ったり、しめ縄を結って竹に巻き付けたりする作業に汗を流した。しめ縄に紙垂(しで)などを取り付け、約2時間かけて完成させた。製作と並んで、鉄櫓のひさしのすす払いをして新たな年に備えた。
会の村井裕一郎代表理事は「今年は本丸広場へ通じる南多門の石垣修復が終わり、立派な姿が見られるようになった。他の修復も終えて歴史を感じられる場所になってほしい」と述べた。
設置の様子は公式YouTubeからチェック
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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