鉄道ファンら市電運転や駅長体験 豊鉄100年の感謝祭

2024/12/01 00:00(公開)
教わりながら路面電車を運転する小学生=赤岩口車庫で

 豊橋鉄道などは11月30日、創立100周年の感謝祭を豊橋市と田原市の計3会場で開いた。多くの親子や鉄道ファンが来場した。

 

 1924年、豊橋電気軌道として発足。翌年、市内線が開業した。

 

 イベントは、豊橋市東田町の「市内線赤岩口車庫」と、渥美線の三河田原駅、新豊橋駅前で開かれた。3会場を周遊できる切符も発売された。

 

 このうち、赤岩口車庫では、電車が到着するたびに多くの人が降りてきた。目玉の一つが路面電車の運転体験。事前に申し込んだ小学3年生以上の人50人が参加した。

 

 運転席に座り、豊鉄職員にレバーの操作方法などを教えてもらう。準備が整うと、警笛を鳴らして出発。車庫構内の数十㍍の線路を2回走らせた。時速13㌔だというが、中にはタイミングを誤って急ブレーキをかけてしまう子もいた。

 

 名古屋市千種区の小学4年、梅本龍さんは3Dプリンターで電車を作ったことがある。「初めての運転だったけれど、思ったより簡単だった。またやりたい」と話していた。来年7月のイベントにも参加するという。

 

 また、約20人の親子がロープを持ち、16㌧の路面電車を引っ張る綱引き体験があった。力を入れると車体が動き出し、拍手が起きた。

 

 三河田原駅会場では駅長体験のほか、運転シミュレーター体験、愛知大学生とコラボして作った駅弁販売などがあった。

 

ロープを引っ張ると重い車体が動いた
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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、取締役編集長。こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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