第六回東三河新春書展が豊橋市美術博物館で開催されます。代表の古川侃司さんに展示会全体について、新しい出品者の皆さんに自身の作品や書に取り組む姿勢について寄稿してもらった。
明けましておめでとうございます。
新年と共に開催される、恒例の東三河新春書展(豊橋市教育委員会共催)。豊橋市美術博物館にて7日から始まります。
故権田穂園先生の遺墨を含めた91作品の個性輝きあふれる大作がご覧いただけます。見応えある展覧会であると思っています。併設しています、東三河在住の高校生49人の若々しい伸びやかな作品も魅力です。また、こども未来館「ここにこ」にて開かれている小中学生の「こども書道展」にも、ぜひ足をお運び頂きご覧ください。
さまざまな筆文字の豊かな味わいと変化の妙を、年の初めの書道展で、心ゆくまでお楽しみ頂ければ幸いです。
そして、この一年が、干支・巳の象徴と言われる「再生と繁栄」の通り、より良く再生・繁栄の進む年となる事を願いながら、展覧会開催ができることを感謝しています。
初めて出展する作品は「酒旗風」。酒旗は水風に揺く、春ののどかな情景。上の句は「細草岸西東」若草が東の岸にも西の岸にも生え、酒屋の看板の旗が、水辺の春風に翻る。
「唐・白楽天『曲江』」-墨揚必携-
作品完成までには、毎回四苦八苦します。しかし練成会での仲間との集いは、大好きな墨の香りに包まれる至福の時でもあります。
20代後半の日々は仕事に明け暮れ、職場と家の往復生活に疲弊していました。何か趣味を持ちたいと思い立ち、縁あって職場近くの書道教室に通うことになりました。
欠席する事も多々ありましたが続けてこられたのは、書の楽しい仲間たちのお陰だと思います。さまざまな人が集う環境は仕事のみに明け暮れていた狭い視野を拡げる場所ともなっていったのです。
これからも書を学ぶことで、人生を豊かなものとしていきたいと願っています。
新春のお慶びを申し上げます。
昔は漢字の基礎から学び、仮名の美しさに惚れて現師匠より学び始めて15年になります。昨年の大河ドラマ「光る君へ」では、平安絵巻さながらに、昔の京の都、宮中での貴族の装束や雅な宴の様子が映像で映し出され、藤原行成の生きていた時代の色の鮮やかさが、伝わって来たのではないでしょうか。
仮名文化は、日本人の感性の豊かさの象徴とも思えます。近年、日本の書道をユネスコの無形文化遺産にと提案されました。この美しい日本の伝統文化が失われないために、日々精進し個々の実力を高めながら、多くの方々に素晴らしさを伝えて参りたいと存じます。
今年も一年が始まる。年を重ねると時間の過ぎるのが早い。振り返ってみると、書道を始めた頃は書く事がとても楽しかった。そのうち、この字はどうしたらこんな形・線になるのかなと書けば書くほど難しくなる。展覧会の作品を書くようになると、どんな漢詩にしよう、どんな字にしようと考える事がいっぱい。白い紙と黒い墨の世界だが、たっぷり墨を含ませた筆を白い紙に力強くおいた時は爽快で気持ち良く楽しいものだ。古希に近付く私にとってボケ防止にもなっている。
先日知人に「人生は自分が思っているより短い。いつ終わるか分からないアッという間の人生」と言われた。昨年はそれを実感した。私も悔いなく楽しく、そして支えてくれる廻りの皆に感謝しつつ過ごしていきたいものです。
60年前、小学生の時、習字に出会ってから「筆と墨で文字を書く」ことは大好きでした。長年のブランクを経て書道を再開したのは45歳の時でした。10年以上、毎月の教書本の手本を見て「似たような文字」を書いて提出し、昇段や教書本に掲載される事に喜びを感じていました。その後、現在の書道教室の門をたたいたのは還暦前のことです。
現在は昇段のための勉強ではなく、主に臨書と仮名に重点を置き学んでいます。ここ数年は臨書を学ぶことの意義を実感する毎日です。さまざまな臨書から学ぶ運筆は、私の書の幅を大きく広げてくれました。先生が書かれている時の手首の動きを会得する度に、書の奥深さや魅力、そして楽しさを味わいながら日々の稽古に励んでいます。
古希を過ぎてからの遅咲きデビューですが、これからも日々の稽古を怠らず精進したいと思っています。
この度は、東三河新春書展に出品させていただき誠に光栄でございます。
私が書道を始めたのは幼少期の頃で、近所に親戚の書家(故寺田樹風)の家があり、習いに行ったのが始まりですが、その後少し離れ、あるイベントを契機に心機一転、書道というものに本格的に取り組みたいと思い、10年程前より鈴木瑞象先生に師事しています。
ところで、2020年に文化庁が実施した書道に関する調査によると、生活様式の変化等により、暮らしの中で毛筆で文字を書く機会は極めて少なくなり、書の鑑賞経験も少なくなっているとのことですが、文化庁は、21年に筆や墨などを使って、伝統的な筆遣いで手書きする「書道」を登録無形文化財として登録、また、23年にユネスコの無形文化遺産に提案することを決め、書道の伝統的な技の保存と次世代への継承が一層期待されており、私としても益々研鑽を積んでまいりたいと考えているところです。
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